インプラントのネジ穴(アクセスホール)の蓋が取れたときは、取れた蓋を保管し、自分で戻したり接着剤を使ったりせず、早めに歯科医院へ相談することが基本です。蓋は人工歯のネジ穴をふさぐ詰め物(多くはレジン)で、取れてもすぐに手術が必要とは限りません。
被せ物や土台ごと取れたとき、歯ぐきの境目にネジのような金属が見えてきたときも、自分で直さずに受診する点は同じです。噛むと痛む、人工歯がぐらつく、歯ぐきの腫れや膿があれば早めに、こうしたサインがなければ数日以内を目安に予約を取ります。必要な処置には個人差があります。
この記事でわかること
- 取れたのが蓋か、被せ物・土台か、ネジが見えているだけかの見分け方
- すぐ受診すべきサインと、受診までの応急対応・やってはいけないこと
- 蓋や被せ物が取れる原因と、何度も取れるときに考えられること
- ネジや金属が見える原因と、失敗かどうかの考え方
- 歯科での処置の流れ、費用が変わる条件、違う歯医者で診てもらうときの準備
取れたのは蓋?被せ物?ネジが見えるだけ?まず見分ける
「インプラントが取れた」「ネジが見える」と感じても、実際に起きていることは人によって違います。多くのインプラントは、あごの骨に埋め込む「インプラント体(人工歯根)」、連結部分の「アバットメント(土台)」、最上部の「上部構造(人工歯・被せ物)」の3つの部品でできています。
人工歯の固定方法には、ネジで留める「スクリュー固定式」と、接着する「セメント固定式」があります。ネジ穴の蓋があるのはスクリュー固定式です。部品や固定方式のしくみは、インプラントのアバットメントとは?役割・種類と素材、スクリュー固定とセメント固定の違いで詳しく説明しています。
鏡で見える様子から、次のように見当をつけられます。
| 見える様子 | 考えられること | まずすること |
|---|---|---|
| 人工歯の噛む面(前歯は裏側)に小さな穴があき、奥に銀色のネジ頭や白いテープ・綿が見える | ネジ穴の蓋(封鎖材)が取れた | 取れた破片を保管し、症状を確認して歯科医院へ連絡する |
| 噛む面の丸い部分が変色したりすり減ったりして、ネジ頭が透けて見える | ネジ穴の蓋(レジン)の劣化・摩耗 | 痛みやぐらつきがなくても、予約を取って点検とつめ直しを相談する |
| 歯の形をした人工歯そのものが外れた | 被せ物(上部構造)が外れた | 外れた人工歯を清潔な容器に入れて保管し、治療を受けた医院へ早めに連絡する |
| 人工歯と一緒に、根元の金属の部品も外れた | 土台(アバットメント)ごと外れた | 外れた部品をすべて保管し、治療を受けた医院へ早めに連絡する |
| 歯と歯ぐきの境目に金属が見える、歯ぐきが黒っぽく透ける | 歯ぐきの下がり、インプラント周囲炎、被せ物や土台の形・素材による見え方など | 出血・腫れ・ぐらつきの有無を確認し、受診して原因を調べてもらう |
| 人工歯を入れる前の治療中で、歯ぐきから出ていた金属のキャップが外れた | 治療中に付けるキャップ | 治療中の医院へ連絡し、指示を受ける |
| 骨に埋めた根の部分ごと抜けた | インプラント体(人工歯根)が抜けた | 抜けたものを保管し、治療を受けた医院へすぐ連絡する |
| 人工歯がぐらつく | ネジの緩みや土台の不具合、インプラント周囲炎など | 早めに受診する |
歯科医院へ連絡するときは、「穴の蓋だけが取れたのか、歯ごと取れたのか」「取れた部品は手元にあるか」「痛みやぐらつきはあるか」を伝えると、緊急度や受診時の準備を判断してもらいやすくなります。
参考:公益社団法人日本口腔インプラント学会「よくあるご質問」
受診の目安|すぐ受診すべきサインと予約して受診すればよいケース
ネジ穴の蓋だけが取れた場合、すぐに手術が必要な状態とは限りません。次のサインがあるかどうかで、急いで受診するかを判断します。症状の出方や緊急度には個人差があります。
すぐ受診すべきサイン(緊急度:高)
次のようなサインが一つでもある場合は、内部のトラブルや感染が疑われるため、速やかな相談が必要です。
- 噛むと痛む、または歯ぐきが赤く腫れて触ると痛い
- 指で押すと人工歯が動く・ぐらつく
- 穴や歯ぐきの境目から膿や血が出る、嫌な臭いが続く
- 被せ物や土台、インプラント体ごと外れた
人工歯のぐらつきが気になる方は、ネジの緩み・被せ物の破損・インプラント周囲炎など、原因ごとの見分け方と対処法を次の記事で解説しています。

予約を取って数日以内に受診すればよいケース(緊急度:低)
蓋だけがぽろっと取れて、痛みもぐらつきもなく、穴の中も清潔に保たれている場合は、数日以内を目安に予約を取ります。穴が開いたまま長く放置すると、食べかすがたまって炎症の引き金になるため、早めのつめ直しが必要です。
歯ぐきの境目に金属が見えてきたものの、出血や腫れ、ぐらつきがない場合も、様子見を続けずに予約を取るようにします。判断に迷うときは、歯科医院に電話で症状を伝えて指示を受けます。
受診までの対処法|やってはいけないこと・応急対応
慌てて自己処置をすると、かえって状態が悪くなるおそれがあります。受診までのつなぎとして、次の点を押さえておきます。
自分でやってはいけないこと
- 市販の接着剤で穴をふさぐ:家庭用の瞬間接着剤などは口の中で使うことを想定していません。固まると歯科医院での除去に手間がかかり、処置を複雑にします
- 取れた蓋や被せ物を自分で押し込んで戻す:内部のネジ頭を点検できなくなったり、汚れや細菌を閉じ込めたりする恐れがあります
- 穴の奥や見えている金属をつつく・締める:つまようじや器具で触ったり、見えているネジを自分で締めたりすると、部品を傷つけたり感染を招いたりするリスクがあります
自宅での応急対応
- 取れたものを保管する:蓋の破片、被せ物、土台などは、ティッシュではなく小さな清潔な容器や袋に入れ、受診時に持参します
- 反対側の歯で噛む:食事の際は、取れた側や金属が見える側で強く噛まないようにします
- やさしく清掃する:やわらかい歯ブラシで周囲をやさしく磨く程度にとどめ、食べかすが入ったらうがいで軽く流します
痛みやぐらつきがなければ、受診までの数日を反対側で噛んで過ごせる場合があります。自己処置より、取れた部品を保管して歯科医院へ持参することを優先します。
インプラントのネジ穴の蓋(アクセスホール)とは・取れる原因
人工歯をネジで固定したあと、そのネジ穴(アクセスホール)をふさぐために詰めるのが蓋(封鎖材)です。一般的には、綿球やテフロンテープなどでネジ頭を保護した上から、コンポジットレジン(歯科用プラスチック)を詰めます。構造や素材は製品や医院によって異なります。
蓋には次の役割があります。
- 見た目を整える:周囲の歯や人工歯になじむ色で穴をふさぐ
- 汚れの侵入を防ぐ:深い穴に食べかすやプラーク(歯垢)がたまるのを防ぐ
- 内部のネジを守る:噛むときの刺激や汚れから、固定しているネジ頭を守る
レジンはセラミックに比べてすり減りや変色が起きやすい素材です。メンテナンスのときに削って外し、中のネジを点検・締め直ししやすくするという意図的な面もあります。
1. 封鎖材(レジン)の劣化・摩耗
レジンは毎日の咀嚼で少しずつすり減り、長く使ううちに縁が剥がれたり欠けたりしやすくなります。劣化の進み方には、素材や噛む力による個人差があります
2. スクリュー(固定ネジ)の緩み
日本口腔インプラント学会は、治療後に固定用のスクリューが緩むことがあると説明しています。ネジが緩むと人工歯がわずかに動き、その動きで蓋が押し出されるように取れるきっかけになります。
3. 噛み合わせの負担・歯ぎしり・食いしばり
特定のインプラントに強い力がかかると、蓋やネジに負担が加わります。次のような習慣や変化がある方は、蓋が取れやすくなる傾向があります。
- 就寝中の歯ぎしりや、日中の食いしばりの癖がある
- 硬いナッツやフランスパン、氷などをよく噛む
- 他の歯の治療などで全体の噛み合わせが変わり、インプラントに力が集中している
- 片側だけで噛む癖がある
原因が蓋の劣化だけなのか、ネジの緩みなど内部の問題なのかは、見た目では判断できません。取れたら一度点検を受けましょう。
被せ物や土台が取れる・何度も取れる原因
日本口腔インプラント学会は、治療後に起こりうる問題として、人工歯の破折や脱落、人工歯やアバットメントを固定しているスクリューの緩み、インプラント周囲の感染を挙げています。被せ物や土台が取れたときは、次のような原因が考えられます。
- 固定しているネジの緩み:人工歯や土台を留めているスクリューが緩むと、被せ物が土台ごと外れることがあります
- 接着のはがれ:セメント固定式では、接着がはがれて被せ物が外れることがあります
- 強い力の集中:歯ぎしりや食いしばり、噛み合わせの変化で、特定のインプラントに負担がかかっている場合があります
- インプラント周囲炎:支える骨が減ると、人工歯がぐらつき、インプラント体ごと抜けることにつながる場合があります
同じインプラントで蓋や被せ物が何度も取れる場合は、つめ直しや締め直しを繰り返すだけでなく、原因の点検が必要です。噛み合わせ、部品の状態、歯ぎしりの有無を確認し、部品の交換や作り直しが検討されることもあります。
インプラントのネジ(金属)が見える原因
ネジや金属が見えても、それだけで治療の失敗とは限りません。見える場所によって原因が違い、噛む面の穴からネジ頭が見える場合と、歯と歯ぐきの境目に金属が見える場合に分かれます。噛む面の穴から見えるのは、ネジ穴の蓋が取れたか劣化したケースで、上の節のとおり点検とつめ直しで対応することが多い状態です。
歯と歯ぐきの境目に見える金属は、多くの場合、ネジそのものではなく土台(アバットメント)やインプラント体の上の部分です。主に次の原因が考えられます。
歯ぐきの下がり・インプラント周囲炎
日本歯周病学会は、インプラント周囲炎の症状として、粘膜の腫れや出血、膿、インプラントの根元が見えたりグラグラしたりすることを挙げています。周囲炎は歯周病と同じように、痛みなどの自覚症状がないまま進むのが特徴です。
周囲炎のほかにも、強い力での歯みがきや、もともと歯ぐきが薄いことが、歯ぐきが下がる要因になる場合があります。痛みがなくても、出血や腫れ、根元の見え方の変化があれば受診が必要です。
参考:日本歯周病学会監修 ペリオブック「インプラント周囲炎」
被せ物や土台の形・素材による見え方
被せ物の縁の位置や土台の形が歯ぐきの状態に合っていないと、金属の境目が見えやすくなることがあります。金属製の土台を使っている場合、歯ぐきが薄いと金属が透けて、歯ぐきが黒っぽく見えることもあります。見た目が気になるときは、被せ物や土台の作り直し、素材の変更ができるかを相談します。
治療中の仮の部品(ヒーリングアバットメント)
インプラントを埋めたあと、歯ぐきの形を整えるために付ける仮の部品は、被せ物が入るまでの間、あえて歯ぐきから出しておくものです。治療の途中で金属が見えているだけなら、正常な経過の可能性があります。いつから、治療のどの段階で見えてきたかを担当の歯科医院に伝えると、判断の手がかりになります。
歯科での処置の流れと費用が変わる条件
インプラントに関わる処置は、通常は健康保険が適用されない自由診療です。事前に処置内容、税込費用、通院回数、主なリスクを確認してから治療を受けましょう。実際の金額は診察後に決まり、症例や医院によって異なります。
歯科医院での処置の一般的な流れ
ネジ穴の蓋が取れた場合は、おおむね次の流れで処置します。
- 内部と骨の検査:視診やエックス線撮影(必要に応じてCT)で、ネジの緩み・破損や、周囲の骨・歯ぐきの炎症を確認します
- 清掃と消毒:穴の中に残った古い封鎖材を取り除き、内部を清掃・消毒します
- ネジの締め直し:緩みがあれば専用の器具で規定の力に締め直し、破損していれば交換します
- 新しい蓋の充填:ネジ頭を保護し直し、新しいコンポジットレジンを詰めて研磨し、噛み合わせを調整します
被せ物や土台が外れた場合は、部品に問題がなければ締め直しや再装着を行い、破損していれば部品の交換や作り直しになります。歯ぐきの境目に金属が見える原因がインプラント周囲炎なら、プラークを取り除く清掃・殺菌から始め、進行度によって歯ぐきを切開する処置や、骨や歯ぐきを補う再生療法が検討されます。
費用・通院回数が変わる主な条件
蓋のつめ直しや被せ物の再装着の費用は、公的な統計などで全国共通の目安が示されていません。医院の料金体系や口の中の状態によって変わるため、見積もりの際は次の点を確認します。
| 確認すること | 費用・通院回数が変わる理由 |
|---|---|
| 保証の有無と期間 | 治療を受けた医院の保証期間内であれば、無償または割安で対応される場合がある。保証書や説明書で条件を確認する |
| 処置の範囲 | 蓋のつめ直しだけか、ネジの締め直し・交換、被せ物の再装着、部品の作り直しまで必要かで変わる |
| 検査の内容 | エックス線撮影やCTが必要かどうか |
| インプラントの種類(メーカー・部品) | 他院で入れたインプラントでは、部品の規格の確認や取り寄せが必要になることがある |
| 炎症の有無 | インプラント周囲炎を伴う場合は、清掃・消毒・経過観察のため複数回の通院が必要になる。外科的な処置が加わると、さらに通院が増える |
処置後は、一時的な痛みや違和感、しみる感じ、噛み合わせの変化が出る場合もあります。処置後も再び蓋や被せ物が取れる可能性があるため、定期的なメンテナンスでの確認が欠かせません。
違う歯医者(他院で入れたインプラント)で診てもらうとき
他院で入れたインプラントの蓋や被せ物が取れた場合は、まず治療を受けた医院に相談するのが原則です。日本口腔インプラント学会も、インプラントのトラブルは最初に治療を行った歯科医師が治療を続けるのが望ましいとしています。
同学会によると、インプラントのメーカーは全世界で200数十種類、日本国内でも40種類近くあり、ネジやアバットメントの規格が製品ごとに異なります。どのインプラントが使われたかが分からないと、ネジの締め直しや部品の交換が難しくなります。
引っ越しや閉院などで元の医院に通えない場合は、次の準備をしておくと、別の医院でも相談しやすくなります。
- 治療を受けた医院から、使われたインプラント(メーカー・製品名)、手術の内容、どこまで治療費を支払ったかの情報を受け取る
- 治療計画書、保証書、紹介状(診療情報提供書)など、手元にある資料をそろえる
- 受診前に電話で「他院で入れたインプラントの蓋(または被せ物)が取れた」「痛みやぐらつきの有無」「手元にある資料」を伝え、対応できるかを確認する
蓋のつめ直しだけであれば対応できる医院もありますが、ネジの緩みや破損が絡む場合は規格の確認が欠かせません。対応の可否や費用は医院の方針によって異なります。
参考:公益社団法人日本口腔インプラント学会「治療中・術後のトラブル対策」
放置するリスクとインプラントへの影響
ネジ穴の蓋が取れたままにしたり、金属が見える状態を様子見し続けたりすると、インプラントを長く使ううえでのリスクになります。放置が長引くほど、処置の範囲や費用が増える場合があります。
1. 汚れの蓄積による「インプラント周囲炎」
アクセスホールは構造上やや深さがあり、蓋がないと食べかすやプラークがたまりやすくなります。金属が見えている部分も汚れが残りやすく、細菌が繁殖すると歯ぐきに炎症が起こり、インプラント周囲炎の引き金になります。
厚生労働省の委託事業の資料では、インプラント周囲炎を放置するとインプラントを撤去しなければならない場合があると説明しています。自覚症状が出ないまま進むこともあるため、様子見を続けないでください。
参考:厚生労働省「安心してインプラント治療を受けるために」(患者向け情報提供)
2. 内部ネジ(スクリュー)の緩み・破折
蓋はネジ頭を保護する役割も担っており、蓋がない状態が続くと、ネジに直接汚れや唾液が触れます。ネジが緩んで人工歯がぐらついたまま噛み続けると、ネジに負担が重なって内部で折れる(破折する)ことがあります。折れたネジの除去や上部構造の作り直しが必要になると、処置が大がかりになる場合があります。
3. 治療の負担(期間・費用)の増加
蓋が取れて間もなく、痛みやぐらつきがなく穴が清潔なケースであれば、過度に不安になる必要はありません。ただし数か月単位で放置すると、細菌感染や炎症が進み、清掃・消毒・経過観察のために通院回数が増えるおそれがあります。リスクの進み方には、口腔衛生状態や体質による個人差があります。
ネジ穴の蓋や被せ物のトラブルを予防する方法
ネジ穴の蓋や内部のネジは、毎日強い力がかかる消耗部品のため、トラブルを完全に防ぐことはできません。日頃のケアと定期的な点検で、突然取れるリスクや、大きなトラブルへ進むリスクを下げることにつながります。
- 定期的なメンテナンス:歯科医院が決めた間隔で定期検診を受け、蓋の摩耗やネジの緩み、歯ぐきの状態を確認してもらいます
- 歯ぎしり・食いしばり対策:就寝時などにかかる強い力を和らげるナイトガード(マウスピース)が検討されます
- 硬い食べ物や噛み癖の見直し:氷や硬いナッツ、あめ玉を噛み砕く、片側だけで噛むといった習慣を避けます
- 丁寧なセルフケア:人工歯と歯ぐきの境目を、やわらかい歯ブラシ、デンタルフロス、歯間ブラシで力を入れすぎずに清掃します
- 生活習慣の見直し:ペリオブック(日本歯周病学会監修)は、周囲炎の予防として、喫煙などの生活習慣を見直すことも重要だとしています
取れないようにするだけでなく、万が一取れたり見えたりしたときにすぐ相談できるよう、かかりつけの歯科医院で定期検診を続けることが予防の基本です。
インプラントのネジ穴の蓋や被せ物が取れたときのよくある質問
まとめ
インプラントのネジ穴の蓋が取れたとき、被せ物や土台が取れたとき、ネジが見えるときは、自分で戻したり接着剤を使ったりせず、取れたものを保管して歯科医院へ相談するのが基本です。
- 取れたものの確認:穴の蓋だけか、被せ物や土台ごと外れたか、境目に金属が見えているのかを確認して伝えます
- 緊急性の見極め:強い痛み、ぐらつき、歯ぐきの腫れや膿、嫌な臭いがあれば早めに受診します
- 自宅でのNG行為:接着剤の使用、自分で押し戻す・締める行為は避け、受診までは反対側で噛みます
- 処置と費用:自由診療で、保証の有無や処置の範囲によって変わるため、見積もりで確認します
- 放置のリスクと予防:インプラント周囲炎やネジの破折につながるおそれがあるため、定期検診とセルフケアを続けます
まずは症状を確認し、治療を受けた歯科医院に電話で状況を伝えて、受診の予約を取りましょう。

医療法人煌潤会 赤羽駅前歯科 院長
西川 健太(にしかわ けんた)先生
日本大学松戸歯学部卒。国際口腔インプラント学会(ISOI)認定医・専門医、DGZI Japan認定医、厚生労働省認定臨床研修指導医。
インプラント治療歴25年以上、手術実績は通算1万本以上。
ストローマン社エクセレンスパートナーに選出され、ザイゴマインプラント等の難症例にも対応する。
自由診療に関する詳細内容
インプラントに関わる処置は、通常は健康保険が適用されない自由診療のため、費用は全額自己負担です。
- 治療内容:ネジ穴(アクセスホール)の清掃・消毒、封鎖材(レジン)のつめ直し。必要に応じてネジの締め直し・交換、被せ物の再装着、部品の交換・作り直し、インプラント周囲炎の治療を行う
- 費用(税込)の目安:医院の料金体系、保証の有無、処置の範囲によって異なるため、診察後の見積もりで確認する
- 治療期間の目安:つめ直しだけか、ネジの締め直し・交換、部品の作り直し、炎症の治療を伴うかによって通院回数が変わるため、診察時に確認する
- 主なリスク・副作用:処置後の一時的な痛みや違和感、しみる感じ、噛み合わせの変化。処置後も再び蓋や被せ物が取れる場合がある。ネジの破損やインプラント周囲炎を伴う場合は、追加の処置が必要になる。外科的な処置では腫れ、痛み、出血が出ることがある
- 本記事の医療情報は一般的な情報提供を目的としており、医師による診断や治療に代わるものではありません。気になる症状がある場合は、医療機関へのご相談をおすすめします。
- 医療・健康に関する情報は変更される場合があります。実際の受診・治療については医療機関へご確認ください。


