八重歯の歯列矯正はできる?治療法・費用目安・抜歯の要否と期間を解説

更新日
投稿日
Index目次

八重歯は、外側に飛び出した犬歯による叢生(ガタガタの歯並び)の一種で、ワイヤー矯正・裏側矯正・マウスピース矯正などで改善を目指せる場合があります。軽度なら部分矯正や非抜歯で対応できることもありますが、重なりが大きい場合は小臼歯の抜歯でスペースを作る治療が検討されることがあります。

本記事では八重歯の原因や放置リスク、治療法ごとの費用の目安(税込)・期間・抜歯の考え方、後戻りの注意点までを中立に整理します。適応や仕上がりには個人差があります。

この記事でわかること
  • 八重歯の正体(犬歯の叢生)とできる原因
  • 放置した場合の虫歯・歯周病・噛み合わせのリスク
  • ワイヤー・裏側・マウスピース別の費用の目安(税込)と期間
  • 抜歯の要否の考え方と後戻り(保定)の注意点

八重歯とは?犬歯と叢生の関係

八重歯とは、前から3番目の犬歯(糸切り歯)が歯列の外側や高い位置に飛び出して生えた状態で、歯がガタガタに重なる「叢生(そうせい)」の一種です。犬歯そのものを指す言葉ではなく、犬歯が正しい位置に並びきれず、はみ出した状態を八重歯と呼びます。

日本ではかわいらしさの象徴とされることもありますが、歯科的には不正咬合の一つとして扱われます。見た目だけでなく、清掃のしやすさや噛み合わせにも関わるため、ご自身の状態がどの程度かを知っておくことが治療を考える出発点になります。

八重歯ができるしくみを3段階で示した図解。顎が小さくスペースが不足する状態から、最後に生える犬歯の場所が足りなくなり、前から3番目の犬歯が外側へ飛び出すまでを並べ、八重歯が飛び出した犬歯による叢生の一種であることを伝える歯科イラスト。

犬歯は、永久歯では10〜12歳ごろに生えてくることが多く、前歯の中では比較的遅い時期に生える歯です。そのため、ほかの歯が先に並んで顎のスペースを使ってしまうと、後から生える犬歯が収まる場所を失い、外側へ押し出されるように飛び出すことがあります。これが八重歯の代表的なでき方です。

例えば、乳歯から永久歯への生え替わりの時期に、前歯や小臼歯が大きめだったり、顎のスペースが不足していたりすると、犬歯のスペースが足りなくなりやすくなります。八重歯はあくまで叢生の一形態であり、見た目だけでなく、後述する噛み合わせや清掃性にも関わる場合があります。歯並びの状態には個人差があります。

八重歯ができる主な原因

八重歯ができる主な原因は、顎の大きさと歯のサイズのバランスにより、犬歯の並ぶスペースが不足することです。小さめの顎に歯が並びきらない場合、比較的遅い時期に生える犬歯が歯列の外側へはみ出しやすくなります。

このほか、乳歯が虫歯などで早く抜けてしまい、隣の歯が動いて犬歯のスペースが狭くなることもあります。指しゃぶりや口呼吸、舌で歯を押す癖などが歯並びに影響する場合や、上下の顎の大きさ・バランスといった骨格的な要因が関わる場合もあります。

例えば、家族に八重歯の人が多い場合、顎や歯の大きさの傾向が似て、八重歯になりやすいことがあります。原因によって治療の難しさや、抜歯の要否を含む方針が変わるため、自己判断せず、検査で背景を確認することが大切です。原因や程度には個人差があります。

ベストチョイス編集部からのひとこと

ベストチョイス編集部が多数の矯正歯科の掲載情報を整理してきた中で、読者の方が誤解しやすいのが「八重歯=犬歯そのもの」という点です。八重歯は犬歯が並びきれずに飛び出した叢生の一種であり、治療では犬歯を残しつつ並べ直す方針が検討されることが多くあります。

「八重歯だから犬歯を抜く」と思い込んでいる方もいますが、後述のとおり犬歯は噛み合わせ上の役割が大きく、温存を優先することが一般的です。まずはご自身の八重歯が叢生のどの程度かを検査で把握することが大切です。

八重歯を放置するデメリットとリスク

八重歯を放置すると、清掃しにくさによる虫歯・歯周病、噛み合わせの偏りによる歯への負担、口元の乾燥や口内炎などのリスクが高まることがあります。八重歯は歯が重なって歯ブラシが届きにくく、汚れがたまりやすい部位です。

さらに、犬歯が本来の位置で噛み合わないと、奥歯やほかの歯に横方向の負担がかかりやすくなることがあります。見た目だけの問題と捉えられがちですが、長期的な口腔の健康にも関わるサインです。

まず清掃面では、八重歯の重なった部分は歯ブラシの毛先が届きにくく、デンタルフロスを使わないとプラークが残りやすくなります。磨き残しが続くと、その部分から虫歯や歯周病が進みやすくなることがあります。

例えば、毎日歯磨きをしていても、八重歯の裏や重なりの隙間にだけ汚れが残り、そこから虫歯になるケースがあります。歯並びの重なりが強い場合は、通常の歯ブラシだけでなく、タフトブラシやフロスを使ったケアが必要になることもあります。

次に噛み合わせの面では、犬歯は本来、顎を左右に動かしたときに奥歯にかかる横向きの力を分散する役割を担います。八重歯で犬歯がうまく機能しないと、奥歯にすり減りや違和感などの負担が出ることがあります。

加えて、外側に飛び出した八重歯が唇や頬の内側に当たって口内炎ができやすい、口が閉じにくく口内が乾燥しやすい、といったこともあります。口の乾燥は、唾液による洗浄作用が働きにくくなり、虫歯や歯周病、口臭のリスクに関わることがあります。

一方で、八重歯があっても必ずこれらの症状が出るわけではありません。リスクの現れ方は、重なりの程度、歯磨きの習慣、噛み合わせの状態によって大きく異なります。

チャームポイントとして八重歯を残す選択をする方もいますが、その場合も清掃を丁寧に行い、定期的に虫歯・歯周病のチェックを受けることが大切です。気になる場合は、見た目だけでなく清掃性や噛み合わせも含めて一度相談しておくとよいでしょう。リスクの現れ方には個人差があります。

八重歯の歯列矯正の治療法(ワイヤー・裏側・マウスピース)

八重歯の歯列矯正には、表側のワイヤー矯正、歯の裏側に装置をつける裏側矯正、透明な装置を使うマウスピース矯正があり、八重歯だけを動かす部分矯正が選択肢になる場合もあります。重度の叢生にも幅広く対応しやすいのはワイヤー矯正で、目立ちにくさを重視するなら裏側矯正やマウスピース矯正が候補になります。

ただし、どの方法が適応するかは、八重歯の程度や噛み合わせ、必要なスペースの量、歯や骨の状態によって変わります。見た目や費用だけで選ばず、精密検査を受けたうえで治療方針を確認することが大切です。

八重歯の歯列矯正の治療法を表側ワイヤー・裏側矯正・マウスピース・部分矯正の4つで比較した図解。幅広く対応するワイヤー、目立たない裏側、目立ちにくいマウスピース、八重歯だけの部分矯正を並べ、程度・見た目・費用のバランスで選ぶことを示す歯科イラスト。

主な治療法を、特徴・適応の目安・費用感の観点で整理すると、おおむね次のようになります。費用は自由診療の総額の目安であり、医院や症例、抜歯の有無、検査料・調整料・保定装置代を含むかどうかにより幅があります。

治療法 目立ちにくさ 適応の目安 費用の目安(税込・全体)
表側ワイヤー矯正 目立ちやすい 軽度〜重度まで幅広く検討される 約80万〜130万円
裏側(舌側)矯正 目立ちにくい 軽度〜重度で検討されるが高度な技術が必要 約100万〜160万円
マウスピース矯正 目立ちにくい 軽度〜中等度が中心 約60万〜120万円
部分矯正 方法による 軽度で噛み合わせに大きな問題がない場合 約10万〜70万円

ワイヤー矯正(表側・裏側)

ワイヤー矯正は、歯の表面または裏側にブラケットを接着し、ワイヤーで歯を動かす方法です。重度の八重歯や抜歯を伴う症例まで幅広く検討される治療法で、歯1本ずつに力をかけて立体的にコントロールしやすい点が特徴です。

外側に大きく飛び出した犬歯を歯列の中へ引き込むような動きにも対応しやすいとされています。表側矯正は装置が見えやすい反面、適応が広く、全体矯正で約80万〜130万円(税込)が一つの目安です。

裏側矯正は歯の裏に装置をつけるため正面からは目立ちにくい一方、高度な技術を要するぶん費用は高めで、約100万〜160万円(税込)が目安となります。治療期間は全体矯正で一般的に約1年半〜3年、通院は3〜6週間ごとが多く、調整のたびに来院が必要です。

例えば、接客や人前で話す仕事のため見た目が気になる方が、表側ではなく裏側矯正を選ぶことがあります。一方で、裏側矯正は発音のしづらさや舌への違和感が出ることもあるため、装置の見た目だけでなく生活への影響も確認しておくとよいでしょう。

主なリスク・副作用として、装置による口内炎や違和感、装置周りの磨き残しによる虫歯・歯肉炎・歯周病リスク、抜歯を伴う場合の痛みや腫れ、歯根吸収(歯の根が短くなること)、歯肉退縮、治療期間の延長、治療後の後戻りなどが挙げられます。適応や期間には個人差があります。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明で取り外しできる装置(アライナー)を段階的に交換して歯を動かす方法です。目立ちにくく、食事や歯磨きのときに外せる点が特徴で、軽度〜中等度の八重歯で検討されることがあります。

費用は全体矯正で約60万〜120万円(税込)、軽度の部分的な対応なら数十万円程度からが目安です。治療期間は全体でおおむね約1〜3年で、装置は歯科医師の指示どおりに長時間装着する必要があり、自己管理が治療の進み方に影響します。

主なリスク・副作用として、装着時間が守れないと予定どおり歯が動きにくいこと、適応外の症例では十分な改善が難しいこと、装置の管理の手間、虫歯・歯肉炎のリスク、後戻りなどが挙げられます。

注意したいのは、歯同士の重なりが大きい八重歯や、骨格的な要因が大きいケースでは、マウスピース矯正単独では対応が難しく、ワイヤー矯正や併用が検討されることがある点です。例えば、検査で「マウスピースだけでは十分に並びきらない可能性がある」と説明される場合もあります。見た目の希望だけで方法を決めず、適応の確認が欠かせません。仕上がりや適応には個人差があります。

八重歯だけを整える部分矯正は可能?

八重歯だけを動かす部分矯正は、軽度で噛み合わせやほかの歯並びに大きな問題がなく、犬歯を並べるスペースが確保できる場合に限り、検討されることがあります。費用は約10万〜70万円(税込)、期間は数か月〜1年程度と、全体矯正より抑えやすいのが利点です。

ただし、十分なスペースを確保できない、噛み合わせが深い、八重歯以外にも歯並びの問題がある、といった場合は部分矯正では対応が難しく、全体矯正が必要になることがあります。

スペースを作る方法としては、歯と歯の間をわずかに削るIPR(歯の表面をコンマ数mm削る処置)や、歯列の幅を少し広げる、奥歯を後方へ動かすなどがありますが、削る量や移動量には限界があります。

主なリスク・副作用として、無理な部分矯正による噛み合わせの乱れ、IPRによるしみ・虫歯リスク、後戻りなどがあるため、「安く早く」だけで選ばず、適応かどうかを精密検査で見極めることが大切です。適応の可否には個人差があります。

ベストチョイス編集部からのひとこと

ベストチョイス編集部が複数医院の料金情報を整理する中で見えてきた傾向として、八重歯矯正の総額は「全体か部分か」「抜歯の有無」「装置の種類」で大きく変わります。同じマウスピース矯正でも、軽度の部分対応なら数十万円、抜歯を伴う全体矯正なら100万円前後以上になることもあります。

比較する際は、表示価格だけでなく、精密検査料・調整料・保定装置・処置(抜歯やIPR)の費用が総額に含まれるかを確認すると、後から想定外の出費に驚きにくくなります。見た目・期間・費用のバランスを担当医とすり合わせることが大切です。

八重歯矯正で抜歯は必要?犬歯を抜くの?

八重歯矯正で抜歯が必要かどうかは、犬歯を並べるスペースがどれだけ不足しているかで決まります。抜歯が検討される場合でも、基本的には八重歯になっている犬歯そのものではなく、前から4番目・5番目の小臼歯を抜いてスペースを作ることが多いとされています。

一方、軽度で十分なスペースを作れる場合は、抜歯せずに非抜歯で治療できることもあります。抜歯の要否は、歯並びだけでなく、噛み合わせ、口元のバランス、歯や骨の状態などを含めて判断されます。

犬歯を温存する理由は、犬歯が根の長い歯であることに加え、顎を横に動かしたときに奥歯へかかる力を分散する役割があるためです。そのため矯正では、犬歯を抜くのではなく、その手前の小臼歯を便宜的に抜いてできたスペースに犬歯を並べる計画が検討されることがあります。

例えば「八重歯だから八重歯を抜く」と想像する方もいますが、実際には犬歯を残し、4番または5番の歯を抜くか、あるいは非抜歯でIPRや奥歯の移動などによりスペースを作る方針が検討されます。

抜歯のメリットは、スペースを確保して歯を並べやすくなることです。一方で、健康な歯を抜く不可逆的な処置であり、症例によっては口元の引っ込み具合や治療期間に影響することがあります。

非抜歯で対応できる範囲には限界があり、無理に並べようとすると、後戻りや口元の張りにつながることもあります。抜歯と非抜歯のどちらが適切かは、精密検査と診断にもとづいて慎重に判断されます。抜歯の要否や本数には個人差があり、自己判断はできません。

なお、自由診療の矯正治療では、治療内容(小臼歯抜歯を伴う全体矯正など)・標準的な費用(税込総額の目安は前述の各治療法を参照)・治療期間(おおむね1〜3年)・通院回数(数週間〜数か月ごと)・主なリスク(抜歯後の痛みや腫れ、後戻り、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯・歯周病リスクなど)を、診断時に確認しておくことが大切です。

八重歯矯正の治療の流れ・期間・後戻り

八重歯矯正は、相談・精密検査・診断を経て装置を装着し、定期的な調整を重ねたあと、保定装置で後戻りのリスクを下げる流れで進みます。全体矯正の期間はおおむね1〜3年、保定期間も含めるとさらに長くなります。

歯を動かす期間だけでなく、整えた歯並びを安定させる保定まで含めて治療と捉えることが、後戻りで後悔しないためのポイントです。

八重歯の程度ごとの治療範囲・期間・抜歯の目安を整理すると、おおむね次のようになります。あくまで一般的な目安であり、実際の方針は精密検査と診断によって決まります。

八重歯の程度 治療範囲の目安 期間の目安 抜歯の目安
軽度(重なりが小さい) 部分矯正〜全体矯正 約6か月〜1年半 非抜歯が検討されることが多い
中等度 全体矯正 約1年半〜2年 症例により判断
重度(重なりが大きい) 全体矯正(ワイヤー中心) 約2〜3年 小臼歯抜歯が検討されることがある

一般的な流れは、まず矯正相談で悩みや希望を伝え、次にレントゲンや歯型などの精密検査を受け、その結果をもとに抜歯の要否を含む治療方針が決まります。虫歯があれば先に治療し、必要に応じて抜歯やクリーニングを行ったうえで装置を装着します。

装置装着後は、ワイヤー矯正なら3〜6週間ごと、マウスピース矯正なら数週間〜数か月ごとに通院して進み具合を確認します。歯が目標の位置に並んだら装置を外し、ここから保定期間に入ります。

動かしたばかりの歯は元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起きやすいため、リテーナー(保定装置)を歯科医師の指示どおりに装着して位置を安定させます。保定は一般的に動かした期間と同程度かそれ以上が目安とされ、定期的な確認も続きます。

例えば、装置が外れて気を抜き、リテーナーを使わない期間が続くと、せっかく並んだ犬歯が再び動くことがあります。治療結果を長く保つには、保定まで続けることが大切です。期間や後戻りのしやすさには個人差があります。

よくある質問

Q. 八重歯はマウスピース矯正で改善できますか?

軽度〜中等度の八重歯であれば、マウスピース矯正で改善を目指せる場合があります。ただし、歯の重なりが大きい重度の叢生や骨格的な要因が強い場合は、マウスピース単独では対応が難しく、ワイヤー矯正や併用が検討されることがあります。適応の判断には精密検査が必要なため、まずは相談で確認するとよいでしょう。

Q. 八重歯矯正では犬歯(八重歯)を抜きますか?

多くの場合、八重歯である犬歯そのものは抜かず、温存を優先します。犬歯は根が長く、噛み合わせ上の役割もあるためです。スペースが必要なときは、前から4番目・5番目の小臼歯を抜いて犬歯を並べる治療が検討されることがあります。抜歯の要否や本数は症例によって異なり、自己判断はできません。

Q. 八重歯だけ部分矯正で安く対応できますか?

軽度で噛み合わせやほかの歯並びに大きな問題がなく、犬歯を並べるスペースを確保できる場合は、部分矯正が検討されることがあります。費用は約10万〜70万円(税込)が目安です。ただし、十分なスペースが作れない、噛み合わせが深いなどの場合は全体矯正が必要になることがあります。まず適応を検査で確認しましょう。

Q. 八重歯を放置するとどうなりますか?

八重歯は歯ブラシが届きにくく、虫歯や歯周病のリスクが高まりやすい部位です。また、犬歯が本来の位置で噛み合わないと、奥歯への負担や口内炎、口の乾燥、口臭などにつながることがあります。必ず症状が出るわけではありませんが、清掃性や噛み合わせが気になる場合は早めに相談するとよいでしょう。

Q. 八重歯矯正の費用と期間の目安はどのくらいですか?

費用は全体矯正で、表側ワイヤーが約80万〜130万円、裏側矯正が約100万〜160万円、マウスピース矯正が約60万〜120万円(いずれも税込)が目安です。部分矯正なら約10万〜70万円が目安です。期間は全体でおおむね1〜3年で、抜歯の有無や八重歯の程度により変わります。金額・期間には個人差があります。

Q. 八重歯を矯正すると後戻りしますか?

歯は動かした直後に元の位置へ戻ろうとするため、後戻りは起こり得ます。後戻りのリスクを下げるために使うのがリテーナー(保定装置)で、歯科医師の指示どおりに装着することが大切です。保定期間は動かした期間と同程度かそれ以上が目安とされ、装着を怠ると再び歯が動くことがあります。後戻りのしやすさには個人差があります。

まとめ

八重歯は、飛び出した犬歯による叢生の一種で、顎と歯のサイズのバランスや、生え替わりのタイミング、口周りの癖などが関係することがあります。放置すると清掃しにくさから虫歯・歯周病のリスクが高まり、犬歯が噛み合わせを支えにくくなることで、奥歯へ負担がかかる場合もあります。

治療はワイヤー矯正・裏側矯正・マウスピース矯正、軽度なら部分矯正が選択肢になります。重なりが大きい場合は、ワイヤー矯正や抜歯を伴う全体矯正が検討されることがあります。費用は全体矯正で約60万〜160万円(税込・方法により幅あり)、期間はおおむね1〜3年が目安です。

主なリスクとして、装置による痛みや違和感、虫歯・歯周病リスク、抜歯後の痛みや腫れ、歯根吸収、歯肉退縮、治療期間の延長、後戻りなどがあります。抜歯が必要な場合でも、犬歯そのものは残し、手前の小臼歯でスペースを作る方針が検討されることが多くあります。

八重歯が気になる場合は、見た目・費用・期間のバランスだけでなく、清掃性や噛み合わせも含めて確認することが大切です。まずは矯正歯科で精密検査を受け、自分に合った方法を相談してみてください。

本記事は一般的な情報を整理したものです。個別の症例については、必ず担当の歯科医師にご相談ください。治療効果・適応・期間には個人差があります。

参考:厚生労働省「医療広告規制におけるウェブサイトの事例解説書」

参考:日本矯正歯科学会「矯正歯科治療について」

参考:国民生活センター「歯科矯正の概要と注意点」

参考:日本臨床矯正歯科医会「矯正歯科治療について」

ベストチョイス編集部
ベストチョイス編集部

「best choice(ベストチョイス)歯科 byGMO」は、検索機能を使って地域と診療内容を絞り込み、ベストな歯科医院を探せるポータルサイトです。
一般歯科、小児歯科、審美治療、矯正治療など、ご自身にとって今必要な治療を最適なクリニックで受けることができます。