歯列矯正は月いくら?月々の支払いの考え方と料金内訳・無理のない計画を解説

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歯列矯正の月々の支払い額は、治療費の総額を何回に分けて支払うかによって変わります。同じ総額でも、支払い回数を増やすと1回あたりの支払い額は下がり、回数を減らすと上がります。

ただし、デンタルローンなどで金利や分割手数料が発生する場合は、支払い回数を増やすほど支払い総額が増えることがあります。月々の支払い額だけでなく、金利・手数料を含む支払い総額も確認することが大切です。

また、矯正治療では装置料のほかに、精密検査・診断料、通院ごとの調整料、治療後の保定装置料などがかかる場合があります。月々の支払い額に何が含まれているかは医院や契約によって異なります。

本記事では、歯列矯正の月々の支払い額を考える方法、支払い方法の違い、料金の内訳、契約前の確認事項を整理します。具体的な治療費やローン条件は、歯科医院や契約内容によって異なるため、最終的には見積書や契約書面を確認してください。

この記事でわかること
  • 歯列矯正の月々の支払い額の考え方
  • 治療費総額・支払い回数・金利の関係
  • デンタルローンと院内分割の違い
  • 月々の支払い額に含まれる料金
  • 契約前に確認したい項目

歯列矯正は月いくら?月々の支払い額の目安

歯列矯正の月々の支払い額は一律ではありません。治療費の総額、支払い回数、金利・手数料などによって変わります。

例えば、金利・手数料を含めず、治療費総額60万円を24回で支払う場合、1回あたりの支払い額は約2万5,000円です。ただし、これは月々の支払い額の考え方を示すための単純計算であり、実際の治療費や特定の医院の料金を示すものではありません。

治療費総額の仮定例 支払い回数 1回あたりの支払い額
60万円 12回 約5万円
60万円 24回 約2万5,000円
60万円 36回 約1万6,700円

※金利・手数料を含まない単純計算です。実際の治療費や特定の医院の料金を示すものではありません。端数処理によって、初回または最終回の支払い額が異なる場合があります。

支払い回数を増やすと1回あたりの支払い額は下がりますが、金利や分割手数料が発生する契約では、支払い総額が増えます。月々の支払い額を確認するときは、支払い回数と完済予定日もあわせて確認しましょう。

月々の支払い額を決める3つの要素

月々の支払い額を考えるときは、「治療費の総額」「支払い回数」「金利・手数料」の3つを確認します。

1. 治療費の総額

治療費の総額は、治療方法、歯を動かす範囲、装置の種類、治療期間などによって変わります。

提示された金額が装置料だけなのか、検査料、調整料、保定装置料まで含む総額なのかを確認してください。月々の支払い額が低く見えても、通院ごとの調整料などが別途必要であれば、実際の毎月の支出は増えます。

2. 支払い回数

同じ治療費総額であれば、支払い回数を増やすほど1回あたりの支払い額は下がります。ただし、選べる回数には医院やローン会社ごとの上限があります。

また、治療期間と返済期間は必ずしも一致しません。治療が終了する前に支払いが終わる場合もあれば、治療終了後も返済が続く場合もあります。契約前に完済予定日を確認しましょう。

3. 金利・手数料

デンタルローンや分割払いでは、契約内容によって金利や分割手数料が発生します。確認するときは、月々の支払い額だけでなく、実質年率と支払い総額を見ます。

同じ借入金額でも、金利、支払い回数、頭金の有無によって支払い総額は変わります。支払い回数を少なくすることで金利・手数料の総額を抑えられる場合がありますが、契約条件によって異なります。

歯列矯正の月額を決める総額・支払い回数・金利の図解

歯列矯正の支払い方法の違い

歯列矯正の支払い方法には、一括払い、デンタルローン、院内分割、月額固定型の支払いプラン、都度払いなどがあります。利用できる方法や条件は医院によって異なります。

支払い方法 主な特徴 確認したいこと
一括払い 治療費をまとめて支払う 割引の有無、返金・中断時の取り扱い
デンタルローン 信販会社などと契約して分割で支払う 実質年率、支払い総額、審査、中途解約時の残債
院内分割 歯科医院へ分割して支払う 支払い回数、手数料、完済時期
月額固定型の支払いプラン 毎月一定額を支払う 治療費総額、契約期間、追加費用、中断時の取り扱い
都度払い 診察や処置ごとに支払う 通院ごとの料金と支払い総額

デンタルローン

デンタルローンは、信販会社などと契約し、治療費を分割して支払う方法です。契約可能な範囲で支払い回数を選べる場合があります。

回数を増やすと1回あたりの支払い額は下がりますが、金利や手数料を含む支払い総額は増えることがあります。契約前に、実質年率、初回・最終回の支払い額、完済予定日、中途解約時の残債を確認してください。

院内分割

院内分割は、歯科医院へ治療費を分割して支払う方法です。金利や手数料がかからない場合もありますが、支払い回数や完済時期などの条件は医院ごとに異なります。

治療終了までに完済することが条件となる場合もあるため、毎月の支払い額と支払い期間を確認しましょう。

月額固定型の支払いプラン

月額固定型の支払いプランは、毎月一定額を支払う形式です。ただし、月額を支払っている間だけ治療を利用できる契約とは限りません。治療費総額を分割して支払う契約の場合があります。

途中で治療を中断しても支払いが終了するとは限らないため、支払い総額、契約期間、中途解約、残債の取り扱いを確認してください。

都度払い

都度払いは、調整や処置を受けるたびに費用を支払う方法です。1回ごとの金額は確認しやすい一方、治療全体の支払い総額を把握しにくい場合があります。

通院回数が増えた場合に費用がどう変わるか、治療期間が延びた場合も同じ料金がかかるかを確認しましょう。

月々の支払い額に含まれる費用

歯列矯正の費用には、矯正装置料だけでなく、検査、診断、通院時の調整、治療後の保定などが含まれる場合があります。

ただし、すべての費用をまとめて提示する「総額制」と、調整料などを通院ごとに支払う方式では、月々の支出が異なります。提示された支払い額に何が含まれているかを確認しましょう。

費用項目 主な内容 確認したいこと
相談料 治療方法や費用の概要を聞く 無料か有料か、相談後に追加費用があるか
精密検査・診断料 レントゲン撮影、口腔内写真、歯型など 治療費総額に含まれるか
矯正装置料 ワイヤーやマウスピース型装置など 装置の追加・変更時に費用がかかるか
調整料・処置料 通院時の装置調整や経過確認 都度払いか、治療費総額に含まれるか
保定装置料 治療後の歯並びを安定させる装置 装置料、再作製費、保定期間中の診察料

月々の支払い額が低くても、調整料や保定装置料が別途必要であれば、実際の支出は提示額より増えます。見積書では、総額に含まれる項目と別料金になる項目を分けて確認してください。

参考:日本矯正歯科学会「矯正歯科治療について」

契約前に確認したい支払い条件

無理のない支払い計画を立てるための確認項目

無理のない支払い計画を立てるには、月々の支払い額だけでなく、完済までの条件を確認する必要があります。

  • 治療費の総額
  • 実質年率と分割手数料
  • 頭金の有無
  • 支払い回数と完済予定日
  • 初回と最終回の支払い額
  • 月々の支払い額に含まれる費用
  • 装置の再作製や治療延長時の追加費用
  • 繰り上げ返済の可否と手数料
  • 支払いが遅れた場合の取り扱い
  • 治療中断・転院時の返金や残債

治療期間と返済期間は、必ずしも一致しません。治療が終わった後も支払いが続く場合があるため、完済予定日を確認しておきましょう。

また、治療内容の変更や装置の再作製によって追加費用が発生する可能性があります。どのような場合に費用が追加されるかを、契約前に書面で確認することが大切です。

費用だけで矯正歯科を選ばないための確認ポイント

月々の支払い額は重要な判断材料ですが、安さだけで選ぶと、治療内容や追加費用が事前の想定と異なる可能性があります。

歯科医院を比較するときは、次の項目を確認しましょう。

  • 治療費の総額が書面で提示されているか
  • 調整料や保定装置料などの別料金が明確か
  • 治療期間が延びた場合の費用が説明されているか
  • 治療方法の利点・欠点が説明されているか
  • 治療で改善を目指せる範囲と限界が示されているか
  • 装置の破損や再作製時の費用が分かるか
  • 治療中断・転院・返金の条件が明確か
  • ローン会社との契約条件を確認できるか

月々の支払い額が低くても、支払い回数が多い場合や、調整料・保定装置料が別途必要な場合は、支払い総額が増えることがあります。複数の医院を比較するときは、同じ条件で総額と内訳を確認してください。

歯列矯正に関する注意事項

成人の一般的な歯列矯正は、原則として自由診療です。一部の先天異常に伴う不正咬合や、外科手術が必要な顎変形症などでは、公的医療保険が適用される場合があります。

矯正治療では、装置を使って歯を移動させ、治療後は歯並びを安定させるために保定装置を使用します。治療期間、通院回数、費用は、治療方法や歯並びの状態によって異なります。

主なリスクとして、装置装着後の痛み・違和感、虫歯、歯周組織への影響、歯根吸収、歯肉退縮、装置による口腔粘膜への刺激、治療期間の延長、治療後の後戻りなどがあります。

医療機関の公式サイトで自由診療を紹介する場合は、実際に提供する治療内容、標準的な費用、治療期間・回数、主なリスク・副作用を具体的に表示する必要があります。

参考:日本矯正歯科学会「矯正歯科治療における標準治療の指針」

参考:日本歯科医師会「矯正歯科」

参考:厚生労働省「医療法における病院等の広告規制について(医療広告等ガイドライン)」

よくある質問

Q. 歯列矯正は月いくらから始められますか?

月々の支払い額は、治療費の総額、支払い回数、金利・手数料によって変わるため、一律には決まっていません。

例えば、金利・手数料を含めずに60万円を24回で支払う場合、1回あたり約2万5,000円です。実際の月々の支払い額は、検査料や調整料などが含まれるかも確認してください。

Q. 月々の支払い額が安いプランなら、支払い総額も安いですか?

必ずしも安いとは限りません。支払い回数が多く、金利や分割手数料が発生する場合は、1回あたりの支払い額が低くても支払い総額が増えます。

調整料や保定装置料が別途必要な場合もあるため、月々の支払い額だけでなく、完済までの支払い総額を確認しましょう。

Q. デンタルローンと院内分割はどう違いますか?

デンタルローンは、信販会社などと契約して治療費を分割で支払う方法です。金利や手数料が発生する場合があり、利用には審査があります。

院内分割は、歯科医院へ直接分割して支払う方法です。支払い回数、手数料、完済時期などの条件は医院によって異なります。

Q. 月々の支払いに調整料や保定装置料は含まれますか?

医院や料金プランによって異なります。治療費総額に含まれる場合もあれば、通院時や治療終了時に別途支払う場合もあります。

見積書で、精密検査・診断料、調整料、保定装置料、装置の再作製費が含まれているかを確認してください。

Q. 治療途中で支払いが難しくなった場合はどうなりますか?

対応は契約内容によって異なります。治療を中断しても、デンタルローンなどの残債がなくなるとは限りません。

契約前に、支払いが遅れた場合の取り扱い、中断・転院時の返金、残債、支払い条件の変更が可能かを確認してください。ローンを利用する場合は、信販会社の契約書面も確認しましょう。

まとめ

歯列矯正の月々の支払い額は、治療費総額、支払い回数、金利・手数料によって変わります。支払い回数を増やすと1回あたりの支払い額は下がりますが、金利や手数料が発生する場合は支払い総額が増えます。

また、提示された月々の支払い額に、精密検査・診断料、調整料、保定装置料などが含まれているとは限りません。契約前に、総額、実質年率、支払い回数、完済予定日、別料金になる項目を確認しましょう。

デンタルローンや院内分割などの条件は、医院や契約によって異なります。治療費の安さだけで判断せず、治療内容、追加費用、中断・転院時の取り扱いを含めて書面で確認することが大切です。

ベストチョイス編集部
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