歯列矯正をしたらエラが張った?フェイスラインが変化する原因や対処法を解説

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歯列矯正を始めたあとに、「エラが張った気がする」「フェイスラインが変わった」と感じる方もいます。しかし、歯列矯正で骨格的なエラ自体が大きくなることは基本的にありません。

多くの場合、咬み合わせや筋肉の使い方が変わることによる一時的な変化です。本記事では、歯列矯正でエラが張ったように感じる原因や、フェイスラインが変化する仕組み、気になる場合の対処法について解説します。

歯列矯正でエラが張った!理由は?

歯列矯正によって歯並びや咬み合わせが変わると、あご周りの筋肉の使い方やフェイスラインの見え方に影響が出ることがあります。そのため、「エラが張った気がする」と感じる方もいるでしょう。

しかし、実際に骨が大きくなるわけではなく、筋肉の緊張やバランスの変化によって印象が変わるケースが多いと考えられています。

ここでは、エラが張ったように感じる主な理由をみていきましょう。

  • 周囲の筋肉の働きが変わったため
  • 頬のボリュームが減ったため
  • 咬み合わせが変わったため

周囲の筋肉の働きが変わったため

歯列矯正によって咬み合わせが変わると、食事や会話の際に使う筋肉の働き方も少しずつ変化します。特に頬骨から下顎骨(エラ)にかけて存在する咬筋(こうきん)は噛む力に大きく関わる筋肉で、使い方の変化によって一時的に発達したり、緊張しやすくなったりすることがあるでしょう。

その結果、あごの外側がふくらんだように見え、エラが張ったと感じる場合があります。体が矯正に慣れていけば、落ち着くことも少なくありません。

頬のボリュームが減ったため

歯並びが整い、口元が引き締まると、顔全体のバランスが変わります。これまでふくらみがあった頬の印象がすっきりすることで、相対的にエラ部分が強調されて見えることもあるでしょう。

実際にエラが大きくなって張ったわけではなく、周囲との対比によって目立つように感じるケースです。フェイスラインの変化は個人差があり、時間の経過とともに自然になじむこともあるでしょう。

咬み合わせが変わったため

矯正治療では上下の歯の位置関係が整えられるため、咬み合わせの位置が変化します。それに伴い、あごの位置や筋肉のバランスにも影響が出ることがあるでしょう。

あごのラインが以前と異なって見えたり、筋肉のつき方が変わったように感じたりすることで、輪郭の印象が変わることがあります。

多くは治療過程での一時的な変化ですが、不安がある場合は歯科医師に相談してみるとよいでしょう。

張ったエラが気になるときの対処法

エラの張りが筋肉の緊張によるものであれば、日常的なケアでやわらぐ可能性があります。矯正中は無意識の食いしばりやストレスによって筋肉がこわばることもあるため、適切にケアすることが大切です。

ここでは、自分で取り入れやすい対処法を紹介します。

  • マッサージで筋肉をほぐす
  • 食いしばりや歯ぎしりの癖を見直す

マッサージで筋肉をほぐす

あごの外側にある咬筋をやさしくほぐすことで、緊張の緩和が期待できます。1日2~3分を目安に、頬骨の下あたりに指の腹を当て、軽く押しながら小さく円を描くようにマッサージしてみましょう。

血行が促され、筋肉のこわばりがやわらぎやすくなります。入浴後など筋肉が温まっているタイミングに行うと、より効果を感じやすいでしょう。

蒸しタオルなどで頬を温め、あご周りの筋肉をリラックスさせるのもおすすめです。

食いしばりや歯ぎしりの癖を見直す

矯正後は咬み合わせの変化により違和感を覚え、気づかないうちに食いしばりや歯ぎしりをしてしまうことがあります。その状態が続くと咬筋に負担がかかり、筋肉が発達してエラの張りが目立ちやすくなることがあるでしょう。

食いしばりや歯ぎしりを防ぐには、上下の歯を離すことを意識し、リラックスした状態を保つよう心がけます。

就寝中の歯ぎしりが疑われる場合は、マウスピースを使用するなどの対策も有効です。気になる症状が続く場合は、歯科医師に相談して適切なアドバイスを受けるようにしましょう。

歯列矯正でエラが張るのを防ぐためにできること

フェイスラインの変化をできるだけ抑えるためには、事前の理解と適切な対策が必要です。矯正治療は見た目だけでなく、咬み合わせや機能面の改善を目的とするものですが、不安がある場合は早めに相談しておくことで安心につながります。

歯列矯正でエラが張るのを防ぐため、事前にできることをみていきましょう。

  • 矯正治療を受ける前に歯科医師に相談する
  • 適切なアフターケアを行う

矯正治療を受ける前に歯科医師に相談する

フェイスラインの変化が気になる場合は、治療開始前にしっかり相談しておきましょう。希望や不安を歯科医師と共有することで、治療計画を立てる際に配慮してもらえる可能性があります

あごの状態や筋肉の特徴を確認したうえで説明を受けることで、納得した状態で治療を始められるでしょう。

適切なアフターケアを行う

矯正中・矯正後に適切なケアを行うことも大切です。定期的な通院で咬み合わせの状態を確認し、違和感があれば早めに伝えましょう

日常生活ではリラックスを意識し、過度な食いしばりを防ぐこともポイントです。このような積み重ねが、筋肉の緊張や不快感を軽減し、エラ張りの防止につながります。

張っていたエラは歯科矯正により変化する?

もともとエラが張っている場合、歯列矯正でどの程度変化するかは原因によって異なります。筋肉によるものか、骨格によるものかで、期待できる変化は異なるでしょう。

ここでは、原因ごとの変化の可能性について解説します。

  • 筋肉の発達が原因の場合
  • 骨格が原因の場合

筋肉の発達が原因の場合

咬筋の発達や緊張が原因でエラが張っている場合は、咬み合わせが整うことで筋肉の負担が軽減され、張りがやわらぐ可能性があります。

食いしばりの改善やバランスの変化により、フェイスラインがすっきり感じられる可能性もあるでしょう。ただし、変化の程度には個人差があります。

骨格が原因の場合

骨格そのものが原因でエラが張っている場合は、歯列矯正だけで大きな変化はあまり期待できません。ただし、歯並びや口元の印象が整うことで、顔全体のバランスが変わり、見た目の印象がやわらぐ可能性はあります。

自分のエラ張りの原因を知るためにも、専門的な診断を受けることが大切です。

歯列矯正で張ったエラが変化する仕組み

歯列矯正では、歯の位置や上下のあごの関係性が整えられます。その結果、噛むときに使う筋肉の働き方や力のかかり方も変化し、フェイスラインの見え方に影響が出ることがあるでしょう。

骨そのものの形が大きく変わるわけではありませんが、筋肉や輪郭のバランスが整うことで、結果的にエラの張りがやわらいだように感じられる場合があります。

ここでは、張っていたエラが歯列矯正で変化する2つの可能性についてみていきましょう。

  • 噛み合わせが変わって筋肉の緊張が緩む可能性がある
  • 歯の位置が変わって顎のラインが変化する可能性がある

噛み合わせが変わって筋肉の緊張が緩む可能性がある

咬み合わせが乱れていると、無意識のうちに特定の筋肉へ負担が集中することがあります。矯正によって正しい咬み合わせに近づくと、必要以上の強い力みが軽減され、咬筋の緊張が落ち着くことがあるでしょう。

その結果、あご周辺の張り感がやわらぎ、フェイスラインがすっきりした印象になる場合があります。変化の程度には個人差がありますが、筋肉の緊張に由来するエラ張りには影響が出る可能性があるでしょう。

歯の位置が変わって顎のラインが変化する可能性がある

歯列矯正によって前に出ていた歯が内側に整うと、口元の突出感が抑えられます。これにより、横顔やあごのラインがすっきり見えることがあるでしょう。

実際の骨格が変わらなくても、口元の位置関係が整うことで、輪郭全体のバランスが良くなったように感じられるケースもあります。こうした見た目の変化が、エラの印象にも影響を与えることがあるでしょう。

エラの変化以外に歯列矯正で得られるフェイスラインの変化

歯列矯正がフェイスラインに与える影響は、エラの張りだけではありません。歯並びや咬み合わせが整うことで、顔全体の印象にさまざまな変化が現れる可能性があります。

ここでは、代表的なフェイスラインの変化についてみていきましょう。

  • Eライン
  • 左右差のバランス
  • スマイルライン
  • ほうれい線や口角

Eライン

歯並びが整って口元の突出感がやわらぐと、鼻先とあご先を結んだ「Eライン」のバランスが整いやすくなります。

Eラインは横顔の美しさを判断する目安のひとつで、Eラインが整うことで、横顔全体がすっきりとした印象になるケースもあるでしょう。

特に前歯の突出が気になっていた方は、見た目の変化を実感しやすい傾向があります。

左右差のバランス

咬み合わせのずれがあると、顔の筋肉の使い方にも偏りが生じることがあります。矯正によって上下の歯の位置関係が正しく調整されると、筋肉のバランスが改善され、顔の左右差がやわらぐ可能性があるでしょう。

完全に左右対称になるわけではありませんが、全体の印象が整うことが期待できます。

スマイルライン

矯正により歯の高さや並びが揃うことで、スマイルラインが整い、口元全体が自然でバランスのとれた印象になります。

上の歯並びが下唇のカーブと調和することで、笑顔にやわらかさが加わり、より明るく魅力的な表情になることもあるでしょう。

ほうれい線や口角

口元の位置や筋肉のバランスが変わることで、ほうれい線や口角の印象に変化が出ることもあるでしょう。口元が引き締まることで若々しい印象になるケースもありますが、変化の出方には個人差があります。

見た目の変化について気になる点がある場合は、事前に歯科医師への相談がおすすめです。

まとめ

歯列矯正によってエラが張ったように感じる原因には、筋肉の緊張や咬み合わせの変化などが影響していることがあげられます。多くは一時的なもので、治療の進行や体の適応とともに落ち着く場合があるでしょう。

不安を感じるときは、担当の歯科医師に相談することが大切です。変化の理由を正しく理解し、適切なケアを行いながら矯正治療を続けましょう。

以下のページでは、歯列矯正によるエラ張りについて相談ができる歯科医院をご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

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ベストチョイス編集部
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