ホワイトニングはどこまで白くなる?白さの限界と種類・費用の目安を解説

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ホワイトニングは、歯を削らずに薬剤で着色にアプローチし、もともとの歯がもつ自然な白さを目指す施術です。1回で数段階の変化を感じる場合があり、ホワイトニングケアをしていない日本人の平均的な白さから、S12〜S14前後を目安として説明されることがあります。

ただし、テレビで見るような真っ白な歯はセラミックなど人工の歯によるものも多く、天然歯のホワイトニングで目指せる白さとは異なります。本記事では白さの限界、種類ごとの効果と費用、白くなりにくい歯、後戻りや知覚過敏のリスクまで中立に整理しました。効果や到達できる白さには個人差があります。

この記事でわかること
  • ホワイトニングで目指せる白さの限界とシェードの目安
  • オフィス・ホーム・デュアルの効果・回数・費用相場(税込)
  • 白くなりにくい歯と、さらに白さを目指す選択肢
  • 後戻り・知覚過敏などのリスクと白さを保つ方法

ホワイトニングはどこまで白くなる?白さの限界の目安

ホワイトニングで目指せる白さには目安があり、ホワイトニングケアをしていない日本人の平均的な白さから、S12〜S14前後を目安として説明されることがあります。歯の色見本で数段階ほど明るく見える場合がありますが、もともとの歯の色や象牙質の濃さによって到達点は変わります。天然歯を無制限に白くできるわけではなく、自分の歯がもつ自然な白さの範囲で明るさを目指す施術である点を押さえておくことが大切です。

ホワイトニングで歯がどこまで白くなるかを示した図解

歯の白さは「シェードガイド」と呼ばれる色見本で段階的に表されます。広く使われるものにVITA社のクラシカルシェード(A1〜D4など)や、ホワイトニング向けに明度順へ並べ替えたシェードがあります。医院ではこれを歯に当てて、施術前後の変化を確認することがあります。

ケアをしていない日本人の歯はやや黄みがかっていることが多く、VITAのクラシカルシェードではA3〜A3.5前後、明度順のシェードではS30前後が目安として説明されることがあります。例えば、自分では十分白いつもりでも、色見本を当てると思ったより黄色寄りだった、というケースがあります。ここからホワイトニングを行うと、数段階明るい方向へ変化する場合があります。到達する白さには個人差があります。

日本人の平均的な歯の白さとシェードの見方

日本人の歯は、表面のエナメル質から内側にある象牙質の黄みが透けて見えることで、やや黄色寄りに見えることがあります。ケアをしていない状態での平均は、VITAのクラシカルシェードでA3〜A3.5前後、明度順シェードでS30前後が一つの目安として説明されることがあります。

シェードガイドは色の濃さ(明度)の順に並べて使うと変化がわかりやすく、施術前に現状を記録し、施術後に同じ条件で見比べることで「何段階程度変化したか」を確認します。注意したいのは、照明や時間帯、歯の乾き具合で見え方が変わる点です。同じ歯でも、明るい場所では白く、暗い場所では黄色く見えることがあります。

例えば、自宅の鏡では白く見えても、医院のライト下で色見本を当てると平均的な色に見えることもあります。客観的に把握するには、医院で同じ条件でのシェード測定を受けると確認しやすくなります。歯の色は生まれつきの個人差が大きい点も理解しておきましょう。

ホワイトニングで目指せる白さの上限

天然歯のホワイトニングで目指せる白さの上限は、明度順シェードでS12〜S14前後を目安として説明されることがあります。ただし、これはあくまで一つの目安であり、それ以上の白さを天然歯のまま安定して保つことは難しい場合があります。

ホワイトニングは歯の表面に色を塗るのではなく、薬剤で着色にアプローチして、本来の白さを目指す仕組みです。そのため、引き出せる白さは歯がもともともっている色の範囲に左右されます。象牙質の黄みが濃い方は、明度を上げても自然な範囲を超えて極端に白く見せるのは難しい傾向があります。

例えば「真っ白な紙のような歯」をイメージして来院しても、天然歯では透明感のある自然な白さが到達点になることが多いです。一方で、平均的な黄ばみであれば、数段階明るく見えるケースもあります。どこまで白さを目指せるかは、事前の診査で歯の状態を確認してもらうと見通しが立てやすくなります。仕上がりには個人差があります。

芸能人のような真っ白は天然歯では難しい理由

テレビや雑誌で見る芸能人の真っ白な歯は、ホワイトニングだけでなくセラミックなどの人工の歯によるものもあります。天然歯のホワイトニングで同じ白さを目指すのは難しい場合があります。ホワイトニングは天然歯の自然な白さを目指す施術のため、紙のように真っ白で均一な白さにはなりにくく、あくまで自分の歯の範囲で明るさを目指します。

一方、セラミッククラウンやラミネートベニアは、陶材などで歯の色そのものを作り替えるため、より白く均一な見た目を目指せる場合があります。ただし、健康な歯を削る不可逆的な処置を伴うことがあり、費用やリスクも異なります。

例えば「結婚式までに芸能人並みに」と急ぐ場合、ホワイトニングで届く白さと、削ってセラミックにする白さは別物だと理解しておくと、仕上がりのギャップを減らしやすくなります。どちらが自分の希望や歯の状態に合うかは、費用・期間・歯を削るかどうかまで含めて比較することが大切です。仕上がりの印象には個人差があります。

ベストチョイス編集部からのひとこと

ベストチョイス編集部が多数の歯科医院のホワイトニング情報を整理してきた中で、読者の方が見落としがちなのが「目指す白さのゴール設定」です。SNSや広告の真っ白な歯をイメージして来院すると、天然歯で届く自然な白さとの差に戸惑うことがあります。

カウンセリングの際に、現状のシェードと到達目安を色見本で具体的に示してもらい、希望する白さが天然歯で目指せる範囲かどうかをすり合わせておくと、施術後の認識のずれを減らしやすくなります。

ホワイトニングで歯が白く見える仕組み

ホワイトニングは、過酸化水素や過酸化尿素を主成分とする薬剤を歯に作用させ、着色の原因となっている色素にアプローチして、歯を明るく見せることを目指す施術です。薬剤が口の中で分解する際に生じる成分が、歯に沈着した色素へ働きかけることで、歯の見え方が変化する場合があります。歯の表面に白い塗料を塗るのではなく、もともとの色素に化学的に働きかける点が、市販の着色除去とは異なる特徴です。

歯の黄ばみや変色には、表面に付着するステイン(着色汚れ)と、歯の内部の色という二つの要素があります。コーヒー・お茶・赤ワイン・カレーなどの飲食物やタバコのヤニによる表面の着色は、歯科医院のクリーニング(PMTC:専用器具を使った専門的な歯面清掃)で落とせる場合がありますが、歯そのものがもつ黄みや、加齢で濃くなった内部の色はクリーニングだけでは変わりにくいことがあります。

ホワイトニングは、この内部の色味にアプローチできる点が特徴です。過酸化水素は分解が比較的早いため、主にオフィスホワイトニングで使われることがあります。過酸化尿素はゆっくり作用するため、ホームホワイトニングに用いられることが多いです。なお、ホワイトニングは歯を削る処置とは異なりますが、知覚過敏や歯ぐきへの刺激が起こることがあります。作用の現れ方には個人差があります。

薬剤(過酸化水素・過酸化尿素)による色素への作用

ホワイトニングの中心となるのは、過酸化水素や過酸化尿素が分解する際に生じる反応によって、歯に沈着した色素へ働きかける仕組みです。これらの薬剤を歯面に塗布すると分解が進み、着色の原因となる色素分子に作用して、歯が明るく見える場合があります。

過酸化水素は反応が比較的速いため、歯科医院で行うオフィスホワイトニングに用いられることがあります。過酸化尿素はゆっくり分解するため、マウスピースを使って自宅で行うホームホワイトニングに用いられることが多いです。

例えば、短期間で変化を感じたい場合はオフィス、時間をかけて白さを目指したい場合はホーム、というように薬剤特性が方法選びにつながります。一方で、これらは歯や歯ぐきに刺激を与えることがあるため、医院では歯ぐきの保護や濃度・時間の調整を行いながら進めます。反応の強さや感じ方には個人差があります。

エナメル質と象牙質の構造と白さの関係

歯の白さの見え方は、表面の半透明なエナメル質と、その内側にある黄みがかった象牙質の組み合わせで決まります。エナメル質は光を通す半透明の層で、その下の象牙質の色が透けて見えるため、エナメル質が薄かったり象牙質の黄みが濃かったりすると、歯全体が黄色く見えやすくなります。

日本人はエナメル質が比較的薄いと説明されることがあり、これが「ホワイトニングをしても白くなりにくい」と感じられる一因になる場合があります。ホワイトニングの薬剤はエナメル質を通して作用し、内部の色素にも働きかけますが、象牙質そのものの色を無制限に薄くできるわけではありません。

例えば、もともと象牙質の色が濃い方は、同じ施術でも明るく見える幅が小さくなることがあります。歯の構造は生まれつきの個人差が大きく、到達できる白さもその影響を受けます。なお、加齢でエナメル質がすり減り象牙質が透けやすくなると、年齢とともに歯が黄色く見えやすくなることがあります。

ホワイトニングの種類別の効果と回数・期間

ホワイトニングには、歯科医院で行うオフィス、自宅で行うホーム、両者を併用するデュアルの3種類があり、白さを感じるまでの期間・回数・後戻りのしやすさが異なります。オフィスは比較的短期間で変化を感じる場合があり、ホームは2〜4週間ほどかけて白さを目指す方法です。デュアルは両者を組み合わせる方法で、生活スタイルや希望する白さ、いつまでに白くしたいかによって適した方法が変わります。

ホワイトニングの種類をオフィス・ホーム・デュアルで比較した図解

3種類の特徴を、治療内容・費用・期間・回数・リスクの観点で整理すると、おおむね次のようになります。ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。費用は税込の目安で、医院や症例、薬剤、プランによって幅があります。

種類 治療内容 費用の目安(税込) 期間・回数の目安 持続期間の目安 主なリスク・副作用
オフィスホワイトニング 歯科医院で薬剤を塗布する 1回 約1万〜7万円 1〜2週ごとに1〜3回程度 約3〜6か月 知覚過敏、歯肉刺激、色戻り
ホームホワイトニング 専用マウスピースで自宅ケアを行う 一式 約1万5千〜5万円 2〜4週間程度 約6か月〜1年 知覚過敏、歯肉刺激、違和感
デュアルホワイトニング オフィスとホームを併用する 約3万〜10万円 数週間〜1か月程度 約1〜2年 知覚過敏、歯肉刺激、費用負担

ホワイトニングの種類別の効果と回数・期間|詳しい特徴

オフィスホワイトニング(通院型)

オフィスホワイトニングは、歯科医院で薬剤を使い、必要に応じて光を併用して行う方法です。比較的短期間で変化を感じる場合があり、1〜2週間ごとに1〜3回程度通うことがあります。結婚式や面接などの予定に合わせて、短期間で白さを目指したい場合に検討されることがあります。

一方で、薬剤による刺激で施術中や直後に歯がしみる知覚過敏が起きることがあり、後戻りも起こります。持続期間の目安は約3〜6か月ですが、食習慣や喫煙、日々のケアによって変わります。

治療内容は「歯面清掃のうえ薬剤を塗布し、必要に応じて光を照射する」もので、通院回数は1〜3回程度、費用の目安は1回あたり約1万〜7万円(税込)です。主なリスク・副作用は知覚過敏や歯ぐきの一時的な白っぽい変化、後戻りで、痛みやしみる感じには個人差があります。施術後しばらくは着色しやすい場合があるため、色の濃い飲食物を控えるよう案内されることがあります。

ホームホワイトニング(自宅・マウスピース型)

ホームホワイトニングは、歯科医院で作る専用マウスピースに薬剤を入れ、自宅で毎日一定時間装着して、2〜4週間ほどかけて白さを目指す方法です。薬剤の濃度が比較的低く、時間をかけて進めるため、日々の自己管理が重要になります。

自分のペースで続けられる反面、毎日の装着を継続する手間があります。装着時間や使用方法を守らないと、変化を感じにくいこともあります。持続期間は約6か月〜1年が目安ですが、飲食習慣やケアの状況で変わります。

治療内容は「マウスピース作製後、自宅で毎日薬剤を使用する」もので、来院は型取りと確認で数回、費用の目安はマウスピースと薬剤のセットで約1万5千〜5万円(税込)、追加のジェルは別途費用がかかる場合があります。主なリスク・副作用は知覚過敏や歯ぐきの刺激、薬剤の取り扱いミスによるムラです。効果の出方や所要期間には個人差があります。例えば、毎日2週間程度続けられる生活リズムがある方に検討される方法です。

デュアルホワイトニング(オフィス+ホーム併用)

デュアルホワイトニングは、オフィスとホームを組み合わせる方法です。短期間で変化を感じやすいオフィスと、時間をかけて白さを目指すホームを併用することで、白さの到達点や持続を重視したい場合に検討されることがあります。

一方で、両方を行うぶん費用は高くなりやすく、目安は約3万〜10万円(税込)程度と医院やプランによって幅があります。治療内容は「オフィス施術に加え、マウスピースを用いた自宅ケアを併用する」もので、通院と自宅使用の両方が必要なため、時間と手間がかかる点はトレードオフです。

主なリスク・副作用はオフィス・ホーム双方と同様に、知覚過敏や歯ぐきへの刺激です。しみやすい方は、薬剤濃度や使用頻度の調整が検討されます。どこまで白さを目指せるか、どのくらい持つかには個人差があり、適応は診査のうえ判断されます。

ホワイトニングで白くなりにくい・白くならない歯

ホワイトニングは天然歯に作用する施術のため、神経のない歯や被せ物・詰め物、特定の原因による変色は白くなりにくい、または白くならないことがあります。差し歯やセラミック・レジンなどの人工物は薬剤で色が変わらず、テトラサイクリン系の薬剤による変色や、エナメル質の形成不全など生まれつきの色は、通常のホワイトニングでは変化を感じにくい傾向があります。自分の歯がどのタイプかを知ることが、適切な方法選びの出発点になります。

具体的に白くなりにくい・白くならないケースには、いくつかのパターンがあります。まず、虫歯治療で入れた詰め物(レジン)や被せ物(クラウン)、差し歯は人工材料のため薬剤に反応せず、ホワイトニングをしても周囲の天然歯だけが明るく見え、人工物との色差が目立つことがあります。

次に、神経を抜いた歯(失活歯)は内部から黒ずみやすく、外側からのホワイトニングでは変化を感じにくいため、歯の内部に薬剤を入れる「ウォーキングブリーチ」などの別の方法が検討されることがあります。さらに、子どものころに服用したテトラサイクリン系抗菌薬による縞模様の変色や、エナメル質形成不全、加齢で濃くなった象牙質の色は、通常のホワイトニングでは十分な変化を感じにくいことがあります。

例えば、前歯に大きな詰め物がある方は、ホワイトニング後に詰め物を白い色へ詰め替えることで色を揃える、という流れになることもあります。どこまで対応できるかは歯の状態によって異なり、個人差があります。

神経のない歯・被せ物・詰め物のケース

神経のない歯や、被せ物・詰め物などの人工物が入った歯は、通常のホワイトニングでは明るく見えにくいため、別の方法で色を合わせる必要があります。詰め物(レジン)や被せ物(セラミック・金属冠など)は薬剤で色が変化しないため、ホワイトニングをすると天然歯だけが明るくなり、人工物が相対的に黄ばんで見えることがあります。

神経を抜いた失活歯は時間とともに内部から黒ずみやすく、外側から薬剤を作用させる通常の方法では効果が限られます。こうした場合の選択肢として、失活歯には歯の内部に薬剤を入れて明るさを目指すウォーキングブリーチ、人工物にはセラミッククラウンやラミネートベニアへの作り替え、レジンの詰め替えなどがあります。

例えば、前歯の被せ物の色が気になる場合は、まず天然歯をホワイトニングで目標の白さに近づけてから、その色に合わせて人工物を作り替えると、全体の色調を整えやすくなります。これらは費用や歯を削る量が異なるため、順番を含めて担当医と相談することが大切です。適応や仕上がりには個人差があります。

テトラサイクリン変色・加齢・生まれつきの色

テトラサイクリン系の薬剤による変色や、加齢・生まれつきによる濃い歯の色は、通常のホワイトニングでは変化を感じにくいケースがあります。テトラサイクリン変色は、歯の形成期に抗菌薬の影響で歯の内部に縞模様や灰色・褐色の着色が生じたもので、色素が歯の深部にあるため薬剤が届きにくい場合があります。

薄い変色なら時間をかけて変化を感じる場合がありますが、濃い場合はホワイトニング単独では限界があります。また、加齢に伴いエナメル質がすり減って象牙質が透けると歯が黄色く見えやすくなり、生まれつき象牙質の色が濃い方も明るく見える幅が小さくなりがちです。

こうした場合は、回数や期間をかけても希望の白さに届かないことがあり、ラミネートベニアやセラミックなど色を作り替える方法が選択肢になることがあります。例えば、長くホームホワイトニングを続けても変化が乏しい場合は、変色の原因を診てもらい、方針を見直すとよいでしょう。原因や歯質によって到達点は変わり、個人差があります。

ベストチョイス編集部からのひとこと

ベストチョイス編集部が複数医院の情報を整理する中で見えてきた傾向として、前歯に詰め物や被せ物がある方ほど「ホワイトニングだけで全部そろう」と思い込みやすい点が落とし穴になりがちです。人工物は薬剤で白くならないため、天然歯だけ明るくなって色差が目立つことがあります。

治療歯が多い場合は、ホワイトニングと詰め替え・作り替えをどの順番で行うか、総額がいくらになるかをカウンセリングで確認しておくと、後から想定外の費用や色のばらつきに戸惑いにくくなります。

ホワイトニングの費用相場(税込)と通う回数

ホワイトニングは自由診療(保険適用外)で、費用は種類や回数によって幅があります。オフィスは1回約1万〜7万円、ホームはセットで約1万5千〜5万円、デュアルは約3万〜10万円(いずれも税込)が一つの目安です。白さを維持するには定期的な追加施術が必要になることがあるため、初回費用だけでなく、その後のメンテナンス費用も含めて総額で考えることが大切です。提示金額に何が含まれるかを確認しておくと、後から想定外の出費を避けやすくなります。

費用の内訳は方法によって異なります。オフィスは1回あたりの施術料が中心で、3回前後のコース料金として設定されることもあります。ホームは初回にマウスピースの作製費と薬剤がセットになり、続ける場合は薬剤(ジェル)を1本数千円程度で買い足します。デュアルは両方の費用がかかるため高くなりやすい一方、白さの持続を重視したい場合に検討されることがあります。

いずれも自由診療のため医院ごとに料金設定が異なり、初回限定価格やコース割引が用意されていることもあります。その場合は、2回目以降の通常料金や追加薬剤の価格、適用条件を確認しておくと判断しやすくなります。分割払いを用意する医院もありますが、利用時は手数料を含めた支払総額を確認しましょう。

なお、白さは時間とともに後戻りするため、半年〜1年ごとのリタッチ(追加施術)を見込んでおくと、年間でかかる費用の見通しが立てやすくなります。料金やかかる回数には個人差があります。

ホワイトニングの後戻り・知覚過敏などのリスク

ホワイトニングには、時間とともに白さが戻る「後戻り」や、施術中・直後に歯がしみる「知覚過敏」などのリスクがあり、永久に真っ白を保てるわけではありません。後戻りは飲食物の着色や歯の表面への色素の再沈着によって徐々に進み、知覚過敏は薬剤が歯に作用する過程で一時的に起こることがあります。頻度や強さには個人差があり、無理に回数を重ねないことが大切です。

後戻りは、コーヒー・お茶・赤ワイン・カレーなどの色の濃い飲食物やタバコによる着色、唾液中の成分の再沈着などによって起こります。施術後しばらくは着色しやすい状態になる場合があるため、色の濃い飲食物を控える、こまめに歯を磨く、定期的にリタッチを受ける、といった工夫が白さの維持に役立つことがあります。

知覚過敏については、薬剤の刺激により、冷たいものがしみる、ピリッとした刺激を感じる、といった形で現れることがあります。症状は一時的なこともありますが、強くしみる場合や長引く場合は、無理をせず歯科医院に相談してください。しみやすい方は、薬剤濃度を下げる、施術間隔を空ける、知覚過敏用のケア用品を併用するなどの調整が検討されます。

注意したいのは、早く白さを目指したいからと自己判断で頻度や時間を増やすと、知覚過敏が強く出たり、歯や歯ぐきへの刺激が増えたりする点です。推奨される回数・期間を守ることが大切です。また、虫歯や歯周病がある状態でのホワイトニングは、しみや炎症の悪化につながることがあるため、先に治療を行うのが一般的です。

なお、妊娠中・授乳中の方は、薬剤の影響が十分に確認されていないため避けるのが一般的とされます。リスクの出方には個人差があります。

ホワイトニングの適応や到達できる白さは歯の状態によって大きく異なります。個別の診断・施術方針については、必ず担当の歯科医師にご相談ください。

参考:厚生労働省「歯科用漂白材等審査ガイドラインについて」

参考:日本歯科審美学会「歯のホワイトニング処置の患者への説明と同意に関する指針」

ホワイトニング以外で歯を白くする方法

ホワイトニングで届かない白さや、白くならない歯には、セラミッククラウン・ラミネートベニア・ダイレクトボンディング・歯のクリーニング(PMTC)といった別の方法があります。これらは色を作り替えたり表面の汚れを落としたりするもので、目指す白さや歯の状態、削るかどうかによって選び方が変わります。それぞれ費用やリスクが異なるため、ホワイトニングと組み合わせて検討すると選択肢が広がります。

セラミッククラウンは歯を削って陶材の被せ物をかぶせる方法で、色や形を整えられる場合があります。ただし、健康な歯を大きく削る不可逆的な処置を伴うことがあり、費用は1本あたり約8万〜15万円(税込)が目安です。

ラミネートベニアは歯の表面を薄く削って白い板を貼る方法で、削る量はクラウンより少ない傾向があります。費用は1本あたり約8万〜15万円(税込)程度で、主なリスクとして割れ・外れ・二次虫歯などがあります。

ダイレクトボンディングは、歯を大きく削らずに白い樹脂を盛って色や形を整える方法です。費用は1本あたり約3万〜7万円(税込)が目安で、強い力で欠けることや経年での変色が起こる場合があります。歯のクリーニング(PMTC)は表面の着色汚れを落とす処置で、歯本来の色までは変えられませんが、ホワイトニング前後の着色対策に役立つことがあります。

例えば、表面の着色が主な原因ならクリーニング、内部の黄みならホワイトニング、白くならない歯や形も整えたいならセラミックやベニア、というように原因と希望で使い分けます。どの方法が合うかは歯の状態によって異なり、適応や仕上がりには個人差があります。

ホワイトニングに関するよくある質問

Q. ホワイトニングは1回でどのくらい白くなりますか?

方法や歯の状態によりますが、オフィスホワイトニングでは1回で歯の色見本が数段階ほど明るく見える場合があります。ホームホワイトニングは短期間での変化は控えめで、2〜4週間かけて徐々に白さを目指します。1回で理想の白さに届かない場合は複数回行うことがあり、白く見える度合いには個人差があります。

Q. ホワイトニングはどこまで白くできますか?限界はありますか?

天然歯では明度順シェードでS12〜S14前後が一つの目安として説明されることがありますが、それ以上を天然歯のまま保つのは難しい場合があります。もともとの歯の色や象牙質の濃さで到達点が変わり、芸能人のような真っ白な歯は人工の歯によることもあります。どこまで白さを目指せるかには個人差があるため、事前の診査で目安を確認しましょう。

Q. ホワイトニングの効果はどのくらい持続しますか?

オフィスは約3〜6か月、ホームは約6か月〜1年、両者を併用するデュアルは約1〜2年が目安として説明されることがあります。色の濃い飲食物やタバコ、日々のケアによって後戻りの早さは変わります。白さを保つには半年〜1年ごとのリタッチや定期的なメンテナンスが役立つことがあり、持続期間には個人差があります。

Q. 神経のない歯や差し歯も白くなりますか?

神経を抜いた歯は外側からのホワイトニングでは明るく見えにくく、歯の内部に薬剤を入れるウォーキングブリーチなどが検討されることがあります。差し歯や被せ物・詰め物などの人工物は薬剤で色が変わらないため、セラミックへの作り替えや樹脂の詰め替えで色を合わせる方法があります。対応方法は歯の状態により異なります。

Q. ホワイトニングで歯がしみる・もろくなることはありますか?

施術中や直後に冷たいものがしみる知覚過敏が一時的に起こることがあります。ホワイトニングは歯を削る処置とは異なりますが、自己判断で頻度を増やすのは避けましょう。しみやすい場合は濃度調整などが検討され、感じ方には個人差があります。

Q. ホワイトニングの費用はどのくらいですか?保険は使えますか?

ホワイトニングは見た目を目的とする自由診療で、保険は適用されません。費用の目安は税込でオフィスが1回約1万〜7万円、ホームがセットで約1万5千〜5万円、デュアルが約3万〜10万円です。維持には追加施術の費用もかかるため、初回だけでなく総額で確認するとよいでしょう。料金は医院により異なります。

まとめ

ホワイトニングは歯を削らずに薬剤で着色にアプローチし、本来の白さを目指す施術です。ホワイトニングケアをしていない日本人の平均的な白さから、S12〜S14前後が天然歯で目指せる白さの一つの目安として説明されることがあります。オフィスは比較的短期間で変化を感じる場合があり、ホームは時間をかけて白さを目指す方法、デュアルはその両方を組み合わせる方法です。ただし、芸能人のような真っ白な歯は人工の歯によることも多く、天然歯の限界とは異なります。神経のない歯や被せ物・詰め物、テトラサイクリン変色などは白くなりにくく、別の方法が検討されます。

費用は税込でオフィスが1回約1万〜7万円、ホームがセットで約1万5千〜5万円、デュアルが約3万〜10万円が目安です。白さは後戻りするため、定期的なリタッチを見込んでおくと費用の見通しが立てやすくなります。主なリスクとして知覚過敏や後戻りがあり、虫歯・歯周病がある場合は先に治療が必要です。どこまで白さを目指したいか、いつまでに、どの程度の費用と手間をかけられるかを整理したうえで、まずは歯科医院のカウンセリングで自分の歯の状態と到達できる白さの目安を確認することから始めてみてください。

※本記事は一般的な情報を整理したものです。個別の症例については、必ず担当の歯科医師にご相談ください。効果・適応・到達できる白さには個人差があります。

ベストチョイス編集部
ベストチョイス編集部

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